皆様からお認め頂き、27年目を迎えた本学会の理事長を拝命致しました聖マリアンナ医科大学形成外科の梶川明義です。

 私は、形成外科は手術技術が命と考えております。その意味で、本学会は形成外科の核心と言える学会ではないでしょうか。1996年に内視鏡研究会として始まった本学会ですが、内視鏡手術に留まらず、これまで形成外科全般の多くの新しい技術、術式が発表されて来ました。形成外科の手術は、結果が美しいのはもちろんですが、低侵襲であること、安全であることも重要で、これらが三位一体となることで、より良い手術となります。

 また新しい手術手技も、「一子相伝」のように特定の施設の秘技としていたのでは、形成外科全体のレベルアップにつながりません。より多くの形成外科医がより良い手術手技を身につけてこそ、日本の形成外科のレベルアップにつながるものと考えます。本学会を介して、各施設のすばらしい手術手技が多くの形成外科医に伝わり、形成外科の手術レベルが向上し、医療における形成外科の地位向上につながれば、素晴らしいことと考えます。

 新理事長として会員の皆様と力を合わせ、本学会と形成外科全体の発展のために精一杯頑張って行きたいと考えておりますので、皆様の暖かいご支援とご協力を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

日本形成外科手術手技学会 理事長 梶川明義
(聖マリアンナ医科大学形成外科)



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